2008年1月から「産学官連携事業」が毎年開催されていますが、14回目になる2020年度の事業として、「ウィンターイルミネーションin商店街 2020」が、おこなわれました。
穴吹デザインカレッジのご協力のもと、今年は通町の「秋寅の館」のなかに3基のアートなイルミネーションを制作しました。
「ダマスカス」
ダマスカス鋼は、木目状の模様を特徴とする鋼です。秋寅の館はむかし鉄鋼会社の本社でしたが、いまは再現することができない「ダマスカス」を、イルミネーションで再現しました。
「ハレノヒ」
丸亀沖にうかぶ五つの有人島をデザインしたオブジェを、秋寅の館の天井に浮かばせ、日常の「ケ」の島を特別な日の「ハレ」として表現しています。
「まばたき」
目を開く・閉じるの「まばたき」の行為を、光が点灯する=開く・光を消して座って休む=閉じるというストーリーで、椅子に表現しています。
2020年(令和2)1月に国内で感染が確認された「新型コロナウイルス感染症」は各地に拡大し、特別措置法に基づく「緊急事態宣言」が、全国を対象に4月16日から5月25日にわたって発令されました。
これにともない丸亀市でも市内の公共施設が休館となり、商店街の秋寅の館やFACE21も同様に、3月19日(木曜)~6月1日(月曜)まで新型コロナウイルス感染症拡大防止のため臨時休館しました。
また「丸亀お城まつり」「まるがめ婆沙羅まつり」などのイベントも、軒並み中止になりました。
その後も感染は収束せず、香川県では独自の感染警戒レベルを定めるなど、予断を許さない状況が続いています。
商店街の関係施設も、マスク着用のお願い・検温の実施・密の回避・換気や消毒除菌の徹底・飛沫防止パネルの設置など、感染防止対策に取り組んでいます。
中央商店街の空き店舗の解消やにぎわいづくりに向けた拠点施設「FACE21」が、2017年4月にオープンしました。
2020年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため3月19日(木曜)から6月1日(月曜)まで臨時休館しましたが、感染対策を徹底のうえ以下の事業をおこないました。
*新規開業検討者・商店街組合員に、各種施策・商店街の現況などについて聴取・説明・懇談をおこなう。
*店舗や商店街振興組合・地元自治会・各種団体への諸事の紹介・斡旋を実施。
*商店街への来訪者・観光客に諸案内や問い合わせの対応。
*商店街連合会の会員店舗へのサービス・情報の提供。
*タブレット端末・Wi-Fi・充電電源の提供。
*サロンを商店街来訪者への食事・休憩や、学生の自習・待ち合わせ場所に開放。
*丸亀市立中央図書館の使用済み図書を活用した読書コーナーを設置。
*各種イベント・催事などに使用。
*地元商店街・自治会・各種団体の会合・打ち合わせに会議室・サロンを提供。
*商店街役員・各担当者との打ち合わせに使用。
*学生のフィールドワーク・各種調査への対応。
*トイレ・洗面所の提供。
*各種案内パンフ・イベントのチラシ・配布物・ポスターなどの設置と掲示。
*ホームページの更新。
*報道関係からの取材に対応。
*他所からの視察への対応。
*各種イベントなどに備品の貸し出し。
平成16年9月から毎月第4土曜日に、通町商店街・秋寅の館周辺で「みたから市」が開催されていますが、
令和2年度も第188~199回目の市が開催され、恒例のミニコンサート・食べ物コーナー・フリーマーケット・諸々のイベントなどが、
コロナ感染防止対策を徹底して繰り広げられました。
平成19年3月2日、みたから市実行委員会が秋寅の館で「秋寅寄席」を開催し、以後奇数月の第4金曜夜(原則)に定期的に開催しています。
令和2年度は第78・79回の寄席が、コロナ感染防止対策を徹底して開催されました。
丸亀商工会議所商業部会の主催で12月20日~21日の2日間、商店街中心部の空き店舗と近くのFACE21会場で、「歳末大感謝祭」がコロナ感染防止対策を徹底して開催されました。
例年おこなっていた「食べ物コーナー」は、感染拡大防止のため中止しました。
11月28日~1月11日にわたって、一般社団法人赤ひげ倶楽部が通町商店街にイルミネーションを装飾しました。
また駅前広場にも12月11日から2月7日にわたって、例年通りイルミネーションが点灯されました。